2012年09月01日

■■言語習得能力は10歳まで、って本当?■■ 

ここでは年齢に特化してお話します。 テレビなどで、脳科学者などの「言語習得能力は10歳までしか発達しない」などというコメントを聞きます。 なるほど、若ければ若いほど良い、ということでしょう。 実際はどうなんでしょうか? 世の中でよく知られている実例でも、このような説を覆すようなものはいくらでもあります。

・ジョン万次郎は14/5歳のとき漂流し、それから英語を完璧と言っていいほど習得した。
・シベリア抑留された日本兵の一部は、30代で解放後、その後ソ連などに住み着き、ロシア語や現地の言語を習得した。
・中国に残留した人達には15歳くらいの人もいて、中国語が上手くなり過ぎて、日本語を忘れてしまった。
・ブラジルやペルーなどに移民した日本人移民の大半は、年配者でも現地の言語を覚えた。
・フィリピンやタイなど、東南アジアを好きになった人達には50代・60代も多いが、中には驚くほど現地の言葉を流暢に話せるようになる人もいる。

では、なぜ「10歳」を遥かに超えても、外国語を習得できるのでしょうか?

子供のときは、論理的な思考はあまりなく、感覚的に覚えます。 だから、母国語を含む、言語を自然に覚えることができます。 ただ、感覚だけで覚えているので、頭にしっかり残り難く、しっかり継続する必要があります。 また、感覚的に覚えられる幼少期にこそ、座って勉強するより、体を動かして覚えたほうが遥かに覚え易いのです。

しかし、年齢を重ねると、色んな事を論理的に考え始めます。 つまり、経験から来る、論理的な思考です。 感覚だけで話していた幼少期と違い、「●●語では… この単語はこう発音するんだ… そして語順は… この単語の後には、こういった文になるんだ…」と。 

脳科学者のいう「言語習得能力は10歳まで」というのは、「自然に覚えるのが10歳まで」ということであり、その代わりに、年齢を重ねてこそ発達した別の能力を使って、かえって言語を忘れ難くするわけです。 
posted by 英会話のスプラウト--Official Website at 09:47| ●新聞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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